人生を転落させる、暗いイメージの時代も

消費者金融は、企業などへの貸し付けではなく、一般の個人に貸し付けを行う金融機関のことを言います。日本人の消費力の向上に従って、あちこちに見られるようになりました。欲しいものがあれば、手持ちがなくてもとりあえず購入する。

いちいち大金を持ち歩くことなく、その都度、お買い物できるのは現代人にとっては便利です。しかし、一歩間違えば、限度を超えて使い過ぎることも。追い込まれた人たちもたくさんいました。映画やドラマなどで見られた恐ろしい取り立てのイメージは、こうした暗い面を表したものです。

借り過ぎを抑制する制度の導入

ただし、現在は、過去の強引な貸し付けや取り立てをなくすべく、様々な改善策が取られています。代表的なのは、その人の収入に合わせて借入額に限度を設ける「総量規制」という制度です。

過去に、法外な貸し付けを行った業者がいたこと、また、収入のない学生や主婦などが返済できず自己破産に追い込まれた事例がありました。その反省から、申し込める金額が年収の1/3までと定められたのです。これにより、貸す方も借りる方も、一定の金額を目安にやり取りできるようになり、過剰な融資がなくなりました。

さらに、消費者にやさしい取り組みも

さらに、最近、よく見られるようになった「おまとめローン」の登場です。幾つもの金融機関から借り入れた融資をひとまとめに支払えるローン制度で、支払日が統一されるため、金利の計算もコントロールしやすくなりました。

多重債務者を救済する、一つの施策です。それと、CMでもお馴染みですが、「過払い金」を返金請求できるようになったこと。返済は、金利計算が複雑で、いつの間にか損をしていることもありました。これを是正する仕組みが大々的に取り入れられることで、悪質な業者への抑止にもなっています。

もちろん、借りる側のモラルが大切

このように、消費者金融そのものが、“貸す側”の都合だけでなく、“借りる側”を守る時代に入ってきたことが分かります。今では、申し込みもインターネットでできます。以前に比べ、はるかに気軽に利用できる時代になったのです。

とは言うものの、借りる側も、お金を貸してもらうという意識に立ち、モラルを向上させねばなりません。きちんと返済計画を立て、これまで以上に自分の支払い能力を鑑みながら利用する必要があるでしょう。